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2019.09.23 Monday

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    2019.09.23 Monday

    氷心 14

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      「・・・」

      「・・・ね?・・・」

      「・・・」

      「・・・」

      「・・・」

      「・・・」

      「・・・・・・・・ばかまゆこ・・・。」

      「・・・むっ!」

      「・・・・だから、まゆこはまゆこだっつーの・・・・。なんでそーくるんだよ・・・・。普通、そこは罵るとこなんじゃないの?・・・・」

      「・・・」

      「・・・諒のばか!とか、ひどい!とか、この勘違い野郎!とか・・・、私の10年?を返して!とかさー!・・・他にいっぱい言うことあるじゃん!」

      「・・・そーかな?・・・」

      「・・・そーかな・・・じゃないよ!・・・・っとにもう・・・・。」

       ・・・

       ・・・

       ・・・

       ・・・

       なんか、太陽がまぶしいのかな・・・。

       ジャングルジムの上だからかな?直射日光が強烈?・・・、なんか勝手に目から出てくる・・・。

       ・・・

       ・・・

       加納さんの携帯が俺の手からふわっと離れていった。

      「もしもし、まゆこちゃん?さすがだね!諒くん、泣いたから!やったね!」

      「は?!俺、泣いてなんか・・・!」

      「まゆこちゃんは、やっぱり、僕と諒くんの最高のセラピストだね!さすがだよー!鉄壁の諒くんの心、融かしたね!涙、きれいだよ〜!見せてあげたい!!」

      「!!!!泣いてねーし!・・・そもそも、あんたが勝手にまゆこに電話なんかするから!なんで、こんな場所で告白させられてさー!!!あーもうーーーー!!!!」

      「じゃーね!まゆこちゃん、後で、今晩ゆっくりね!♥」

      「聞いちゃいねー!!!ってか、エロい!!!」

       ・・・

       はぁ〜・・・。

       なんだ、このふざけた展開は・・・・。

       ほんっと、宇宙人なんだから、この人・・・。  

       


      2019.09.23 Monday

      氷心 13

      0

        「・・・・優しいね・・・。」

        「・・・?・・・」

        「・・・ってか、悪い癖・・・。他の人のことばっか心配して・・・。一番ショック受けてるの、諒なのに・・・。」

        「・・・だって・・・、まゆこ、一番の被害者じゃん・・・。俺の勘違いに、人生、翻弄されて・・・、俺の悩みに付き合わされて・・・。苦しまされて・・・・。したくもない精神的苦労、背負いこまされて・・・。心の重荷になってたじゃん・・・。」

        「・・・」

        「・・・」

        「・・・諒・・・。」

        「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん〜?・・・」

        「・・・諒はそんままで良いんだからね・・・。そういう諒で良いんだからね・・・。」

        「・・・?・・・」

        「・・・勘違いだろうが、なんだろうが、とにかく、諒は諒のままで良いんだからね・・・。」

        「・・・?・・・意味わからん・・・。」

        「・・・覚えてないんだ〜・・・。」

        「・・・何を?・・・」

        「・・・諒、前に、私に言ってくれたよね・・・。まゆこはまゆこのままで良いんだって・・・。」

        「・・・そーだっけ?・・・」

        「・・・うん・・・。私が、いつもいつも毎回毎回すごい勘違いして突っ走って玉砕した後・・・、諒に謝ると、いつも慰めてくれた・・・。勘違いしたって何したって、まゆこはまゆこのままで良いんだから・・・、そのまま生きれば良いんだよ・・・って・・・。」

        「・・・俺が?・・・」

        「・・・うん・・・。諒は記憶にないかもだけど・・・、私はそうに受け取ったよ?」

        「・・・」

        「・・・私ね・・・、あの言葉で救われたんだ・・・。」

        「・・・」

        「・・・私・・・。毎回色々やらかして、諒や元基くんにすごい心配かけて・・・、自分でも、ものすごく落ち込んで生きるのが嫌になっちゃうほどだったけど・・・、だけど、このままで良いんだって・・・、諒、言ってくれて・・・、ほんと嬉しくて・・・、救われたんだ・・・。顔を上げて生きていこうって・・・・。」

        「・・・」

        「・・・感謝してる・・・。生きる元気もらえた・・・。」

        「・・・」

        「・・・だから、この言葉、そのまま、諒に返すね・・・。」

        「・・・」

        「・・・諒はそのままで良いんだよ・・・。そのまま生きて・・・。私を巻き込んだとか、苦しめたとか、そんなの、いらないから・・・。」

        「・・・」

        「・・・私、苦しんだとか、思ってないし・・・。」

        「・・・」

        「・・・むしろ、共有できてよかったって思う・・・。だって・・・、弟が苦しんでいたんだもん・・・、姉は知らなきゃいけないよね・・・。一緒に考えてあげなきゃ・・・。私、そう思う・・・・。」


        2019.07.21 Sunday

        氷心 12

        0

          「・・・俺に盗られたって・・・。」

          「・・・」

          「・・・勘違いもいいとこ・・・。返して・・・なんてさ・・・。返すも何も、俺、盗ってないし・・・、最初っからいらないし・・・こんな人・・・」

          「・・・」

          「・・・」

          「・・・諒くん・・・。」

          「・・・なんすか・・・。」

          「泣いていい?」

          「・・・はぁ〜〜??・・・」

          「・・・まゆこちゃん・・・、そこまで僕のこと・・・。返して・・・なんて・・・・!」

          「・・・すいません・・・。泣きたいのはこっちで、・・・実際泣いたんですけど・・・。」

          「・・・諒くんの口からリアルなセリフを聞けて・・・、感極まる・・・。元基くんを返して!・・・・じ〜〜〜ん〜〜〜・・・、感動以外の何物でもない!!!」

          「・・・聞いちゃいねえ・・・。・・・ったく、ほんと気楽でいいな・・・。あんな恐ろしい毒のこもったセリフ、直に聞いたこっちの身にもなってくれってんだ・・・。」

          「まゆこちゃん〜〜〜〜!!ジャングルジムの上から愛を叫ぶ〜〜〜〜〜!」

          「・・・ダメだ・・・この人・・・。ってかさー、ほんと、まゆこ、やることまゆこだよなー!なんでもかんでも勘違いする前に、本人にちゃんと確認しろってんだよ!思い込んだら最後、とことんどこまでも上り詰めるからね!そー思わない?加納さん??!!」

          「もしもし?まゆこちゃん?愛してる!もう、死ぬほど愛してるからね!そして、僕はいつでもそばにいるよ!絶対離れないからね!!!!」

          「・・・無視?!・・・てか、いつの間に電話してんの?!早っ!」

          「・・・今?・・・あのね、諒くんとジャングルジムの上〜。侑ちゃんはお砂場で遊んでる。大丈夫、危険な場合は諒くんが素早く降りて駆け付けるから!」

          「俺が?!誘ったのあんただろ?!」

          「・・・どうしてジャングルジムにいるかって?・・・それはね・・・。あ!そーだ!さっきね、諒くんからきれいって言われたけど、やましいこと何もないからね!信じてね!」

          「・・・ばっ!!」

          「・・・よく状況がわからない?ふふふ、あとでゆっくり教えてあげる!・・・それでね、あのね、もしかして母から聞いたかもだけど・・・、僕ってね、加納のお父さんのほんとの子供なんだって!・・・今までごめんね?・・・苦しい思い、いっぱいさせちゃって・・・。」

          「・・はっ?!なんで今言った?!ここで?!」

          「・・・・・・うん・・・。・・・えっ?!まゆこちゃん、なんて優しいの?!・・・ありがとう・・・。嬉しい・・・。」

           ・・・知ってたのかな・・・、まゆこ・・・。

          「・・・」

          「それでね!諒くんに代わるから!諒くんも話があるって!」

          「・・・えぇっ?!俺も?!・・・」

          「明るい場所で告白したほうがいいでしょ?はい、このまま話して!」

           無理矢理、加納さんの携帯を耳に押し付けられた・・・。

           そーとー強引・・・。

           しぶしぶ・・・。

           ・・・そんなすぐにできるっかつーの、んな話・・・。

          「・・・・・・・・玲は・・・熱、大丈夫?・・・あれ、泣き声が聞こえる?・・・玲、泣いてんの?高熱で苦しいの?・・・」

          「ううん、逆〜。体は熱があるのに気持ちが元気なの!それで、布団の上でごろごろしながら、寝てるちーちゃんにちょっかい出して、たまたまちーちゃんが振り上げた手に顔面パンチされて・・・、今まさに泣いてるとこなの・・・。」

          「・・・まぢ?・・・・あはは・・・、玲・・・、ほんとおもしれー奴・・・。」

          「・・・諒、何かあったの?・・・昨日、ちょっと元気なかったよね・・・電話の声・・・。」

          「・・・」

          「・・・」

          「・・・写真が出てきてさ・・・。」

          「写真?・・・」

          「・・・・・・・うん・・・、お母さんが俺を妊娠して腹がでかい写真・・・。じーちゃんが撮ったって・・・。」

          「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そっか・・・・・・・・・・。」

          「・・・・・うん・・・。」

           ・・・これだけで、わかったよな・・・。

           加納さんの話の流れもあるし・・・。

           ・・・まゆこ・・・、勘、鋭いから・・・。

          「・・・」

          「・・・」

          「・・・」

          「・・・」

          「・・・・・・諒・・・・・・大丈夫?・・・」

          「・・・・・・・・・・・・違うよ・・・、俺じゃなくてさ・・・。」

          「・・・」

          「・・・・・・・・・・・俺・・・・、今まで、まゆこにいっぱい・・・・迷惑かけて・・・・・。気持ち押し付けて・・・・。何年も・・・・・・。」

          「・・・」

          「・・・・・・・・なんて謝ればいいか・・・。」


          2019.07.02 Tuesday

          氷心 11

          0

            「・・・ぶっ・・・、それ、まんま、まゆこじゃん・・・。」

            「・・・そうなの?・・・」

            「そうっす・・・。すげー思い込んでる・・・・。それこそ、俺が生まれた時?…以来?・・・ずっと・・・。今はもう、さすがに悩んでないかな・・・。」

            「・・・そっかぁ・・・。」

            「・・・自分は親からも誰からも愛されてない・・・。・・・まじ自分が養子だって、ガチで信じてたっぽい・・・、俺が打ち明けるまで・・・。」

            「・・・そっかぁ・・・。そういえば・・・、出会った頃、そんなような事言ってたかも・・・。・・・でもそうだよね・・・、大抵の人って、そういうのあるよね・・・。僕も、子供の頃から、全然自分に自信がなかったから・・・、自己肯定感?・・・低かったなぁ・・・。」

            「・・・まゆこ、すぐ、自分の事卑下してたし・・・。」

            「・・・そうなの?・・・僕もだなぁ〜・・・。なんでだろね・・・。全然事実じゃないのにね・・・、神様は絶対平等に僕らを作ったと思うし・・・、みんな誰かから必ず愛されてるはずなんだけどね・・・。」

            「・・・」

            「・・・なんか、自分を卑下してた方が楽っていうか・・・。愛されてないって信じてた方が、心のよりどころがあったというか・・・、おかしな感覚だったよね・・・、今思えば・・・。」

            「・・・そういえばさ・・・、今の俺のこのどよーんとした感じ・・・、もしかして、あん時のまゆこと同じなのかも・・・。」

            「・・・どの時?・・・」

            「さっき言ってたじゃん・・・。報告しなかったばっかりに、まゆこからえらい勘違いされて、俺と加納さん、2人して、半年以上シカトされてた件・・・。」

            「あ〜!・・・伝説のあの案件!」

            「・・・何が伝説だよ・・・。・・・まぁ・・・、ある意味、伝説かぁ・・・、最高に苦しかったなぁ・・・。俺、泣いたもんな・・・。」

            「僕もつらかった・・・。」

            「・・・元はあんたのせいじゃん!その言葉、俺を襲った人間が言う権利はないと思う!・・・って、元々の火元は俺だしなぁ・・・。」

            「えぇっ?!・・・諒くん、泣いたの?!」

            「今?!!・・・食い付くの遅っ!!・・・」

            「・・・まゆこちゃんも泣いてたっけなぁ・・・。」

            「・・・そーなの?」

            「うん・・・、あれは・・・、お義母さんが退院する前の日?・・・僕がお見舞いに行って、帰りに彼女を車に乗せて謝ったら・・・、泣いてた・・・・。あれは、多分、もっと早くに打ち明けて欲しかった・・・辛かった・・・って涙だよね・・・、ずっと苦しんでたんだよね・・・。」

            「・・・そうかな?・・・違うと思う・・・。多分それ、勝手に勘違いして俺と加納さんにひどい態度取り続けた・・・、自分って最低!・・・って、まゆこ本体を責めてたんじゃね?・・・俺、そう思う。」

            「・・・そうなの?・・・」

            「うん、きっとそう・・・まゆこの性格上、多分そう・・・。俺も、今、猛烈に自分本体を責めてるし・・・。結局、俺の養子の事で、一番苦しめてたの、まゆこだから・・・。俺って最低・・・。」

            「・・・」

            「・・・」

            「・・・諒くん・・・、泣いて良いよ・・・。」

            「・・・だから、さっき言ったじゃん・・・。泣けないんだってば・・・、まだ・・・。」

            「・・・じゃあ、なんであの事件の時、泣けたの・・・?」

            「・・・再び今?・・・・。やだ・・・言いたくない・・・、あんた、絶対バカみたいに喜ぶはずだから・・・。」

            「え〜〜!そんなの聞いたら、ちょー知りたいよぉ〜〜!!教えて〜〜!」

            「・・・女子高生?・・・」

            「お願いします!!教えて下さい!!」

            「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・返して・・・・・・だってさ・・・・・。」

            「・・・?」

            「・・・昔っから、まゆことケンカすると、何段階かあってさ・・・、大声で叫んで俺を威嚇する段階の後、俺を睨みつけて静かに呪いの本音を吐き出す最終段階があるんだけど・・・、それってもう、俺の事が憎くて憎くて殺したい程の憎しみ?・・・そういう状態で言うのって、まゆこのほんとの本心なんだよ・・・。そこまでいっちゃうと、俺が何言っても聞かないし、俺を殺す殺意しかないっていう、恐ろしい最終段階なんだけど・・・。その状態で言ったんだよな・・・。返してよ・・・、元基くん・・・・って・・・・。」


            2019.07.01 Monday

            氷心 10

            0

              「ほら!行くよ!」

               立ち上がった加納さんに腕を引っ張られた。

              「・・・・はいはい・・・、んじゃ、ちょっとだけですからね!」

               この人、言い出したら、全然引かないから・・・。強引!

               だから、宇宙人なんだよ!

               ・・・

               宇宙人が登った後に続いて、しぶしぶ登ってみた。

               ・・・狭っ!

               棒と棒の間、小さっ!入らない!

               俺、体、でかっ!肩幅ぎりぎり!

               外側から登るしかない!

               ・・・

               なんとか苦労して一番上にたどり着いた。

               宇宙人、すでにくつろいで、体育座りっぽく座ってる・・・。

               両手を膝の上に置いて、指組んでるし・・・。

              「・・・落ちたらどーすんですか・・・。・・・まぢ危険・・・。」

              「アハハハハ!絶対、後頭部打つよね!」 

              「笑えねーし!下手したら死ぬし!」

               ・・・

               ・・・良いなぁ〜・・・、ほんとのーてんきで・・・。

               ・・・

               この人、全然ショック受けてないんじゃね?・・・実は加納のお父さんの実子でした・・・って・・・。

               ・・・

               はぁ〜・・・、どっこいしょ・・・。

               俺はきちんと足を下に伸ばして、安定型で座る!

               ・・・

               改めて見ると大人の足って長い・・・、ジャングルジムのマス目?何段も下に伸ばせる・・・。

               ジャングルジムが子ども用だから小さいんだろうけど・・・。

               ・・・

               座って落ち着いたら、ちょっと気持ち良かったりして・・・。

               高い位置から下を見下ろせる・・・。

               ・・・

               侑は、相変わらず背中向けて砂掘ってる・・・。

               そばに不審者はいないな・・・。

               危険なものもないし・・・、大丈夫・・・。

               ・・・

               それにしても、ジャングルジムに登るなんて、久しぶり・・・かも・・・。

               確か・・・、玲が2歳の頃、登ったっけ・・・。

               あの時は、目を離したすきに、玲がうっかり一番上まですいすい器用に猿みたいに登っちゃって・・・、だけど、登ったは良いけど降りられなくなっちゃって、あわてて助けに登って・・・。

               ・・・あれは登ったというより・・・「待ってろ!、そこ動くな!棒、しっかり握ってろ!」って叫びながら玲に近づいたという・・・、緊急事態だったな・・・、猿捕獲案件・・・。

               ・・・

               加納さん、また空見上げてる・・・。

               なんか、まったり幸せそうにくつろいで・・・。

               ・・・顔、白っ!

               ・・・

               ・・・ほんと、きれいな顔してんな、この人・・・。

               太陽の光の下、すごいよくわかる・・・。

               ・・・

               ・・・あ・・・、髪、茶色い・・・、太陽の光を受けてきらきら光ってる・・・。

               リーマンが、髪染めて良いのか〜?

              「あ〜〜〜〜、良い天気だね〜〜・・・。ほんとに気持ち良い〜・・・。」

              「・・・頭、染めてるんすか?茶色いっすね・・・。」

              「あ、ばれちゃった?・・・ヒロちゃんが、わからないように染めてくれてるんだ〜。会社の蛍光灯だと黒く見えるんだよ〜。」

              「・・・顔も、白くて・・・、なんか、きれいっすね・・・、あんた・・・。」

               ・・・はっ!俺は何を口走っているんだ!

              「ありがとう〜!ほめてくれて嬉しい〜!でも、ちゃんとまゆこちゃんに報告させてもらうね!諒くんにジャングルジムの上できれいって告られたけど、やましい事何もないからって!」

              「・・・バッ!」

               やましい事ってなんだよ! 

              「僕とまゆこちゃん、なんでも報告しあう事にしてるんだ〜!」

              「・・・そっすか・・・、どうぞご勝手に・・・^^;・・・。」

               ・・・

               あ〜・・・、思い出した・・・、昔のあの事件の反省?からだな・・・。

               ・・・半年以上・・・、まゆこからシカトされたもんな・・・、俺と加納さん・・・。

               ・・・報告しなかったばっかりに・・・。

               ・・・

               ・・・懐かしい・・・。

               ・・・

              「・・・諒くん〜・・・。」

              「・・・なんすか〜・・・。」

              「・・・僕達の場合は、たまたま、出生の事だったけど・・・、これってさ・・・、他の人達にも、けっこう当てはまるんじゃないかなあ〜・・・、それこそ、生まれた直後から思い込んでる人達、大勢いると思う・・・。」

              「・・・?・・・」

              「・・・自分は親から愛されてない・・・、とか・・・、自分は一人ぼっちで孤独だ、皆から嫌われてる・・・とか・・・、色々あるよね・・・、自分は顔が変だ・・・、自分は幸せになれない運命だ・・・自分は何をやってもうまくいかない・・とか・・・、数え上げればキリがないほどたくさん・・・。人それぞれ・・・。」


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